ガラスの種類・構成:機能ガラス 【異厚複層ガラス】
二枚のガラスの厚さが異なる複層ガラスです。複層ガラスに起こりがちな共鳴透過現象を防ぎ、騒音の軽減に高い効果を発揮します。 遮熱複層ガラス、高断熱複層ガラスも異厚にすることができます。
優れた防音性能で静かな環境づくりを助けます
一般的な複層ガラスとの違いは、二枚のガラスの厚さが異なることです。この構造によって複層ガラスに起こりがちな共鳴透過現象を防ぎ、高い防音効果を発揮します。 電車・自動車の音や道路工事の音などの騒音が室内に伝わるのを防ぎ、静かな環境づくりに役立ちます。また、ステレオや楽器、掃除機などの室内の音も外に漏れにくくします。
ほかの場面でも役立ちます
一般的な複層ガラスと同様の断熱性能を持っているので、結露の発生を抑える効果があります。
このガラスにできること
健康に暮らす 【アレルギーを防ぐ】
ガラスを選んで、
ダニ・カビを減らそう!
子どもを中心に、成人でも増加傾向にあるアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどのアレルギー性疾患。そのアレルギー症状の主な原因はハウスダスト、ダニのフンや死がい、カビだといわれています。 実は、意外にも窓はダニやカビが発生しやすい場所の一つ。 それは、窓が結露すると、水滴が木枠や床に少しずつしみ込んで、そこにダニやカビが発生しやすい湿度の高い環境がつくられるためです。 ダニやカビの発生原因となる結露を防ぐには、外の寒さによって窓ガラスが冷えるのを防ぐことが大切です。 それには、断熱性能の高いガラスを使うのが効果的なのです。
健康に暮らす 【ヒートショックを防ぐ】
ヒートショックって何?
ヒートショックとは、急激な温度変化によって身体に負担がかかり、重大な疾患を引き起こすことです。 例えば冬、暖かいリビングから寒いトイレへ、寒い脱衣室から暖かい浴室へ入ると、温度差が負担となって血圧や脈拍が変動し、脳梗塞や脳出血、それに心筋梗塞を引き起こすことがあります。 65歳以上のお年寄りが家庭内で亡くなる原因のおよそ4分の1がヒートショックだといわれているのです。
家の中の温度変化をなくしましょう!
一般にヒートショックが起こりやすい場所は、浴室、脱衣室、トイレなどです。
暖房はもちろん効果的ですが、実は室内の熱は窓からどんどん外へ逃げていきます。
お年寄りがいる家庭では、断熱性に優れたガラスを使って暖かい空気を外に逃がさないよう工夫することをお勧めします。
快適に暮らす【結露を防ぐ】
結露が発生するしくみ
グラスに冷たい水を注ぐとまわりに水滴がついたり、メガネをかけて食事をすると湯気でメガネが曇ったりします。これが結露と呼ばれる現象です。 結露は、ガラス面の内側と外側の温度差と、空気中の水蒸気(湿度)が原因で起こります。冬の窓の場合、窓ガラスは外気によって冷やされる一方、内側は室内の暖房などで暖められます。この暖かい空気が窓ガラスに当たって冷やされ、空気中の水蒸気が水滴となってガラスに付くのです。
窓の結露は防げます!
窓の結露は、不快で始末が面倒なだけでなく、カビやダニの発生原因ともなるので、なるべく防ぎたいものですね。 結露対策には、外の寒さによって窓ガラスが冷えるのを防ぐことが有効です。断熱性能の高いガラスは、一般のガラスと比べて外気の冷たさが伝わりにくいので、結露を防ぐのに効果的なのです。
快適に暮らす【静かに暮らす】
防音対策のポイントは窓です!
車や電車の音、道路工事の音など、生活の中で不快な騒音はなるべく防ぎたいですよね。さらに、ご近所とのトラブルの原因になりかねないテレビや掃除機などの音にも気をつけたいものです。 音は、空気の通り道である家の窓やドアなどから出入りします。特に窓ガラスは外に面する最も薄い素材なので、防音の「弱点」です。そのため、騒音を防ぐには、窓ガラスからの音の伝わりを減らすことと、窓の気密性を高めることが効果的なのです。
防音効果アップで、穏やかな暮らしを
ガラスには、素材や厚さを工夫して作られた防音性能の高いものがあります。こうしたガラスを使えば、窓の防音効果はぐんと高まります。 さらに、ガラスとあわせて防音サッシを使うこともお勧めします!
(引用)ガラスタウン|http://www.glass-town.com/より